ExcelでMicrosoft 365 Copilotを使う手順を解説するイメージ。夜明け前の机に置かれたノートパソコンと手帳

【2026年】ExcelでのCopilotの使い方|準備・依頼文・検算

※本記事はプロモーションを含みます

月末の集計表を開いたところで、「この作業、そのままAIに渡せたら早いのに」と思ったことはありませんか。ExcelでMicrosoft 365 Copilotを使う話は、操作を覚える話というより、渡す前に何を整えておくかの話に近いところがあります。

先に要点を置きます。手が止まる原因は、依頼文よりも手前——データの形と、使える環境かどうかの確認——にあることが考えられます。ここを飛ばして頼み方だけ工夫しても、うまくいかなかったときに何が悪かったのか切り分けられません。

※この記事はファーストキャリア編集部が、公式の案内と公開情報をもとに、手順として組み直したものです。Microsoft 365 Copilotのライセンス要件や対応環境は変更されることがあるため、最新の条件はMicrosoft Learnの公式ドキュメントと、社内のIT管理担当者への確認を前提にしてください。

結論|Microsoft 365 CopilotをExcelで使う手順の要点を先に

💡 この記事の結論

ExcelでMicrosoft 365 Copilotを使うときは、①データを表として整える → ②ライセンスと対応環境を公式情報で確認する → ③依頼文に範囲・条件・出したい形を書く → ④返ってきた数値を自分で検算するという順番で進めます。この4つはどれも省略できますが、省略した分だけ「なぜ思った結果にならないのか」が分からなくなります。

順番に意味があるのは、原因を1つずつ潰していける形になっているからです。表が整っていない状態で依頼文を書き直し続けても、直すべき場所は表の側にあります。逆に、表を整えてから依頼文を変えたなら、変化の理由は依頼文にあると言い切れます。

つまり、覚えるのは操作ではなく切り分けの順番です。ここから、他のやり方との位置づけ、つまずきどころ、確認のしかたの順に見ていきます。

そもそも生成AIへの頼み方自体がまだ手探りという場合は、生成AIの使い方を初心者向けに整理した記事で依頼文の基本形をつかんでから戻ってくると、この記事の手順がそのまま乗ります。

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他のやり方と比べたときの位置づけ

Copilotに頼む選択肢は、これまでのやり方を全部置き換えるものではありません。手元にある4つの手段を並べて、どこで使い分けるかを見ておきます。

やり方 向いている場面 手元に残るもの 気をつけたい点
手作業でコピー&貼り付け 一度きりの小さな加工 結果の表だけ 同じ作業を来月そのまま再現しにくい
関数・ピボットテーブル 毎月くり返す定型の集計 式や設定という形でファイルに残せる 作るときに手順を覚える必要がある
Microsoft 365 Copilotへの依頼 手が止まっている作業の入口をつくる 依頼文と、その出力 表の整い方と依頼文の書き方に左右される/数値は自分で検算する前提
チャット型AIにやり方を聞く 手順そのものを調べる 手順の説明文 表を渡さない限り、手元のデータは前提にならない

この並びで見ると、Copilotへの依頼は「関数の代わり」というより「関数にたどり着くまでの時間を短くする入口」に近い位置づけになります。毎月動かす仕組みとして残したいなら、最終的には式や設定の形でファイルに残しておいたほうが引き継ぎもラクです。

手順そのものを調べる側の使い分けについては、ChatGPTの活用方法をまとめた記事のほうが用途として近くなります。

始めた人がよく誤解していること

つまずきの多くは、操作の難しさではなく前提のズレから来ます。よく見かける4つを、対処とセットで並べます。

誤解1|表がどんな形でも読み取ってくれる

依頼を出す前に整えておきたいのが、データを表として扱える形にすること——いわゆるテーブル化です。ばらばらに置かれたセルの集まりを、「どの列が何を表すか」が一意に読める状態にそろえる作業を指します。対応する形式や条件そのものは変更されることがあるので、要件はMicrosoft Learnの公式ドキュメントで確認してください。

  • 見出し行を1行にまとめる(2段組みの見出しを解消する)
  • 表の途中に空行・空列を挟まない
  • 1つのセルに1つのデータだけを入れる(「東京都/田中」のような詰め込みをやめる)
  • 結合セルで行や列を分断しない
  • 数値の列に「1,200円」「約500」などの文字を混ぜない
  • 同じ意味の表記ゆれ(「(株)」と「株式会社」など)を先にそろえる
  • 社内のデータ取り扱いルールを確認してから作業に入る

上の形になっていない表は、そもそも人が見ても列の意味を取り違えます。人が読み違える表をそのまま渡して、意図どおりに扱ってもらえると期待するのは無理があります。

誤解2|自分の環境で使えるかどうかは検索すれば分かる

「自分のMicrosoft Excelで使えるかどうか」は、検索で出てきた解説記事では確定しません。そこに書かれているのは執筆時点の情報で、ライセンス要件と対応環境は変更されることがあるからです。

確認先は2つに絞れます。ひとつはMicrosoft Learnの公式ドキュメント、もうひとつは社内のIT管理担当者です。会社のアカウントを使っているなら、自分のアカウントがいまどういう状態かは後者に聞くのが確実です。

誤解3|ざっくり頼んでも汲み取ってくれる

人に仕事を頼むときと同じで、「いい感じにやっておいて」がいちばん時間を食います。依頼文に入れる要素は4つで足ります。対象の範囲、条件、出したい形、そして除外するもの。この4つを場面別に当てはめると、次のような差になります。

場面 伝わりにくい依頼文 具体化した依頼文の形 依頼前に決めておくこと
集計 「売上をまとめて」 「日付の列を月単位でまとめて、売上の列を月ごとに合計して」 期間の区切り方/合計か平均か件数か
グラフ 「グラフにして」 「月ごとの売上合計を、時間の流れが分かる形のグラフにして」 比べたいのが推移か、構成比か、大小か
条件抽出 「大口だけ抜き出して」 「金額の列が指定した額以上の行だけを、取引先名と金額の列で抜き出して」 「大口」の定義/必要な列と不要な列

右の列を先に決めておくのがコツです。「大口とはいくら以上か」を自分で決めていないうちは、どんな書き方をしても曖昧なままの依頼になります。決められないなら、それは依頼文の問題ではなく、集計の目的がまだ固まっていないというサインです。

もうひとつ。一度の依頼に3つも4つも詰め込まないほうが、あとで確かめやすくなります。集計を出す、確かめる、それからグラフにする。工程を分けておけば、おかしな数字が出たときに戻る場所がはっきりします。

誤解4|関数を覚えなくてよくなる

出てきた数値を確かめるには、それが何を計算した数字なのかを説明できる必要があります。合計・平均・件数・条件付きの集計あたりの意味が分かる状態は、手放すよりむしろ維持しておいたほうが判断が速くなります。そして「出てきた数値は完成品」という4つめの思い込みが、いちばん事故につながります。ここは章を分けて扱います。

やらなくていいこと(遠回りになる選択)

時間をかけた割に前に進まない選択が、いくつかあります。

1つめは、うまくいかない原因を探して依頼文だけを何十回も書き直すこと。表の形を確認するほうが先です。2つめは、使えるかどうかをネット上の断片的な情報だけで判断すること。公式ドキュメントと管理担当者に当たれば数分で片づきます。3つめは、いま動いている集計フローを一気に全部置き換えること。まずは1つのファイル、1つの集計から試して、確認まで回してから広げれば十分です。

学び方そのものを外部に頼るかどうかは、知識量より時間の使い方で決まります。自分で調べて試す時間が毎週流れているなら、FIRST AIのようなサービスを検討する手もあります。どこまで面倒を見てもらえるのか、費用はいくらか——このあたりは公式サイトの案内で自分の目で確かめてください。成果を約束するような説明が出てきたら、いったん立ち止まる。判断の基準はそこで十分です。勧誘や契約の内容に不安が残るときの相談先は、国民生活センターの公式サイトに案内があります。

成果を確かめる方法(何をもって出来たとするか)

⚠ 出てきた数値をそのまま提出しない

Copilotから返ってきた数値は、資料に載せる前に必ず自分で検算します。これは運用ルールとして固定してください。確認するのは①対象範囲が意図どおりか(行数・期間・除外した条件)②別の方法で同じ数字が出るか(フィルタで件数を数える、一部を抜き取って手計算する)③元データ側に空白・重複・表記ゆれが残っていないかの3点です。合計が合っていても、対象範囲が1行ずれていれば別の数字になります。

そのうえで、「できた」と判断する基準を自分の中に置いておくと、作業の終わりが決まります。

✅ ここまで来たら完了と見なす

同じ表と同じ依頼文で、もう一度同じ結果が出せる/再現できない手順は、来月の自分が困ります。
その数字が何を集計したものか、口頭で説明できる/説明できない数字は、質問されたときに答えられません。
検算の結果を、元データとは別の場所にメモしてある/確認したこと自体が記録に残ると、差し戻しに強くなります。

この基準は、AIに任せる範囲を決める線引きにもなります。説明と検算まで自分でできる作業は任せていい範囲、そうでない作業はまだ早い範囲。線はそこで引けます。仕事のどこからAIを入れていくかの順番を先に整理したい場合は、AIスキルを仕事に取り入れる順番の記事が対応します。

よくある質問|Microsoft 365 CopilotをExcelで使うとき

Q. 会社のExcelでCopilotの機能が見当たりません。使えない環境なのでしょうか?
A. この記事の側では判断できません。ライセンス要件と対応環境は変更されることがあり、会社のアカウントの状態までは外からは分かりません。Microsoft Learnの公式ドキュメントで最新の条件を確認したうえで、社内のIT管理担当者に自分のアカウントについて確認してください。古い解説記事だけを根拠に「使えない」と結論づけるのは早いです。
Q. 表はどこまで整えれば十分ですか?
A. 目安は「どの列が何を表しているか、人が読んで迷わない状態」です。見出しが1行にまとまっていて、空行や結合セルで分断されていないところまでは先に片づけておくと、思った結果にならなかったときに原因を依頼文の側へ絞り込めます。要件そのものは公式ドキュメントで確認してください。
Q. 出てきた数値は、そのまま社内資料に載せてもいいですか?
A. 載せる前に検算します。対象範囲が意図どおりか、別の方法で同じ数字になるか、元データに空白や重複が残っていないか。この3点を確認してから使う運用にしておけば、数字の出どころを聞かれたときにも答えられます。
Q. 関数を覚えなくてもよくなりますか?
A. 検算する側に回る以上、何を計算した数字なのかを説明できる状態は必要です。合計・平均・件数・条件付きの集計くらいは意味が分かるままにしておくほうが、確認が速く終わります。すべての関数を暗記する話とは別です。

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まとめ|Microsoft 365 CopilotをExcelで使う手順

ExcelでのMicrosoft 365 Copilotの使い方を、動かす前の前提から確認のしかたまでたどってきました。要点を短くまとめます。

  • データを表として整える(テーブル化)のが最初。ここを飛ばすと原因の切り分けができない
  • ライセンス要件と対応環境は変更されるため、Microsoft Learnの公式ドキュメントと社内の管理担当者で確認する
  • 依頼文には、対象範囲・条件・出したい形・除外するものの4つを入れる
  • 集計・グラフ・条件抽出のどれでも、曖昧な言葉(「大口」など)は先に自分で定義しておく
  • 返ってきた数値は必ず検算してから資料に載せる
  • 説明と検算まで自分でできる作業が、いま任せていい範囲

難しい操作を覚えるより、この順番を毎回同じように回すほうが結果は安定します。今日の集計表1枚から試してみてください。

手順の全体像がつかめたら、次は自分の仕事のどこから入れるか。独学で進めるか、学べる場を使うか——両方の入口を置いておきます。

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「AIスキルを仕事に取り入れる順番」を読む


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