※本記事はプロモーションを含みます
スライドの下書きは埋まっているのに、そこに載せる図だけが決まらない。四角と矢印を並べては消して、気づけば中身ではなく線の角度を直している——資料づくりで時間が溶けるのは、たいていこの工程ではないでしょうか。
先に要点を置きます。Napkin AIは文章を貼り付けて、そこから図の候補を作るタイプのツールです。だから出てくる図を左右するのは操作の習熟ではなく、貼り付ける元テキストの書き方。ここを整えるところから始めるのが近道になります。
※この記事はファーストキャリア編集部が、公開情報の整理と手順の設計としてまとめたものです。画面の表示、書き出しの形式、無料で使える範囲は変更されることがあります。実際の仕様は公式ヘルプで最新の案内を確認してください。
結論|Napkin AIの使い方の要点を先に
💡 この記事の結論
Napkin AIの使い方は、①元テキストを因果でつなげて書く → ②出てきた図の候補から目的に合うものを選ぶ → ③文字の収まりや並びを編集で整える → ④資料に載せる形で書き出すという4工程に分けられます。時間をかける価値があるのは①で、②〜④は確認作業だと考えると迷いが減ります。
全体を1枚の表にすると、どこで手が止まりやすいかが見えてきます。
| 工程 | この工程でやること | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| ①元テキスト | 図にしたい関係を文章で言い切る | 並列の箇条書きだけを貼っている |
| ②候補を選ぶ | 伝えたい問いに答えている図を残す | 見た目の好みで選び、論点がずれる |
| ③編集 | 文字の収まり・順序・不要な要素を調整 | 日本語の見え方を確認しないまま進める |
| ④書き出し | 資料に載せる形にして貼り込む | 実際の表示サイズで見直していない |
手順1|元テキストは「箇条書き」より「因果」で書く
ここが独自価値になる部分なので、少し詳しく書きます。箇条書きは項目を並べた形であって、項目どうしの関係は書かれていません。一方で図解というのは、関係を絵にしたものです。関係が書かれていない文章を渡せば、返ってくる候補もぼんやりしたものになります。
たとえば、こんな貼り方をしていないでしょうか。
- 問い合わせ件数の増加
- 一次対応の遅れ
- 顧客満足度
これを、関係を含んだ文章に書き直します。
書き直しの例:「問い合わせ件数が増えたことで一次対応が後回しになり、その遅れが満足度の低下につながっている。そこで一次対応をテンプレート化し、担当を当番制に変えることを提案する。」
変わったのは情報量ではなく、関係を示す言葉です。「〜によって」「その結果」「一方で」「そこで」「順番に」といった接続の言葉が入ると、原因と結果、対比、順序のどれを図にしたいのかが文章の側で決まります。もうひとつのコツは、1つの元テキストに問いを1つだけ入れること。現状分析と施策提案を同じ文章に詰め込むと、図も両方を抱えて読みにくくなります。段落を分けて、図も分けるほうが結果的に速いです。
手順2|候補は「見た目」ではなく「答えている問い」で選ぶ
複数の候補が出てきたとき、つい形の好みで選びたくなります。判断の基準はひとつ、その図が、このスライドで答えるべき問いに答えているか。「なぜ起きているのか」を説明したい場面で、項目が円状に並んだだけの図を選んでも、聞き手の疑問は残ったままになります。選ぶ前に「この1枚で何に答えるのか」を口に出しておくと、迷う時間が短くなります。
手順3|編集は日本語の見え方から確認する
編集画面では文字や要素を調整できますが、日本語の文章を扱うときは収まりと改行を最初に見てください。同じ文字数でも語によって幅が変わり、改行の位置が想定とずれることがあります。対処はシンプルで、言葉を短く言い換えること。「顧客満足度の低下」を「満足度の低下」にするだけで収まる場面はよくあります。ただし、社内で定義が決まっている用語や、公的な資料から引いた用語は勝手に言い換えず、表記をそのまま残してください。
手順4|書き出して資料に載せる
整え終えたら、資料に貼る形で書き出します。書き出せる形式や解像度の扱いは変更されることがあるため、選択肢は公式ヘルプで最新の案内を確認してください。貼り込んだあとにもうひと手間、実際に投影・共有されるサイズで文字が読めるかを見ておきます。手元の画面では読めても、会議室のスクリーンでは潰れている、というずれはこの段階でしか気づけません。
そもそも生成AIを触るのが初めてという場合は、生成AIの使い方を初心者向けに整理した記事を先に読んでおくと、この4工程がそのまま手に馴染みます。
他のやり方と比べたときの位置づけ
資料の図解をつくる方法は、大きく3つに分かれます。ChatGPTのような文章生成AIで論点や説明文を詰めるやり方、PowerPointなどの資料作成ソフトで自分で図形を並べるやり方、そしてNapkin AIのように文章から図の候補を出すやり方です。3つは競合というより、担当する工程が違います。
| 観点 | ChatGPTなどの文章生成AI | 資料作成ソフトでの手作業 | Napkin AI |
|---|---|---|---|
| 担当する工程 | 論点の洗い出しと文章化 | 見た目の作り込み | 文章から図の候補づくり |
| 入力するもの | 指示や質問の文章 | 図形の直接操作 | 図にしたい説明文 |
| 向く場面 | 何を言うかがまだ決まっていない | 体裁を細かく指定したい | 言いたいことは決まったが形にできない |
| 人が担保すること | 内容の正しさ | かかる作業時間 | 内容の正しさと最終の見た目 |
並べてみると、順番が見えてきます。何を言うかが固まっていない段階でいきなり図にしようとするから、候補を見ても選べない。文章を先に固め、それを貼る。この順番にするだけで、行き来が減ります。文章側の詰め方についてはChatGPTの活用方法をまとめた記事に整理しています。
始めた人がよく誤解していること
ここでは、手が止まる原因になりやすい3つの前提を先に外しておきます。
⚠ 誤解1|貼れば「正しい図」が出てくる
生成された図の内容が正しいかどうかは、人が担保する前提で扱ってください。特に確認したいのは、数字、固有名詞、そして矢印の向きです。原因と結果が入れ替わった図をそのまま資料に載せると、説明の途中で自分でも詰まります。社外に出す資料ほど、この検算を省かないでください。
誤解2|日本語なら、そのまま整った状態で出てくる。手順3でも触れたとおり、文字の収まりや改行が想定とずれることがあります。「日本語で使えるかどうか」ではなく「日本語だから書き出し前に目視で見る」と決めておくほうが、あとから直す手戻りが少なくなります。
誤解3|無料で使える範囲は固定されている。ここは変動します。この記事で条件や上限を書いても、読まれる時点では違っている可能性があるため、あえて数値は書きません。今どこまで無料で試せるのかは、公式サイトと公式ヘルプの案内で確認してください。
最初の1か月で到達したい状態
目指すのは機能を全部覚えることではありません。図の型を3つ、自分の言葉で使い分けられる状態です。流れ(順番)、比較(対比)、構造(全体と部分)。この3つで、企画書や提案書に必要な図の多くはまかなえます。元テキストを書くときも、「これは流れの話か、比較の話か」と自問すれば、接続の言葉が自然に決まります。
✅ 1か月後にできていたいこと
- 元テキストを因果でつなげて書ける
- 1枚の図が答える問いを口に出して言える
- 候補を選ぶときの基準を持っている
- 書き出す前に日本語の見え方を確認している
- 数字と矢印の向きを自分で検算している
- 資料に貼ったあと、実際の表示サイズで見直している
進め方のコツは、使う場面を最初のうちは1つに固定することです。定例の報告資料でも、提案書の現状分析パートでも構いません。同じ場面で繰り返すと、自分の書いた元テキストと出てくる図の関係が見えてきます。手を広げるのはそのあとで十分です。学ぶ順番そのものに迷いがあるなら、AIスキルを仕事で使う順番を整理した記事もあわせてどうぞ。
時間の作り方と現実的なペース配分
ツールを入れても、資料づくりの総時間が自動的に短くなるわけではありません。変わるのは時間の配分のほうです。図形を並べる作業に寄っていた時間を、何を言うかを決める工程へ移す。この移し替えができて初めて、資料の中身が変わります。
現実的な進め方としては、会議の前日にまとめて図を作らないこと。文章の下書きを書いている段階で「ここは図にする」と印だけ付けておき、下書きが固まった時点でまとめて貼る。工程を分けると、図を作りながら内容を考えるという一番迷いやすい状態を避けられます。
ひとりで回すのが難しいと感じる場合、選択肢は講座だけではありません。同僚に元テキストを読んでもらう、社内の勉強会で図を見せて意見をもらう、といった形でも成立します。学習からサポートまでを含むサービスを検討するなら、FIRST AIのような選択肢もあります。料金・提供内容・サポート範囲は各公式サイトの案内で確認し、成果を保証するような説明には慎重に向き合ってください。
よくある質問|Napkin AIの使い方
まとめ|Napkin AIの使い方
Napkin AIの使い方を、元テキスト・候補選び・編集・書き出しの4工程で整理しました。核心にあるのは最初の一歩です。箇条書きを貼るのをやめ、関係を示す言葉でつなげた文章を貼る。残りの3工程は、そこで決まった中身を確認していく作業になります。
忘れずにおきたいのは、図の内容の正しさを担保するのは人だという一点。日本語の見え方と無料で使える範囲は変わる前提で、公式の案内を都度確かめながら使ってください。
貼り付ける元テキストを整えるには、生成AIそのものの扱いに慣れておくのが結局のところ早道です。基本の操作と考え方から確認するなら、次の記事へ進んでください。


